縁起
恵利寺について
第四十五代聖武天皇の勅命により天平十七年(749)名僧行基菩薩により開創された。聖武天皇の脳病の平癒を祈願するため、法華経一千部を石に書し、三方の山に埋め、六尺五寸に及ぶ十一面観音の尊像を彫まれ(現存)、丁重な祈願法要を営まれた。快復された天皇は広大な伽藍を造営され、自らの宸筆をもって「観自在王院」の勅額を下賜された。平等院・流元寺・雲岩寺・覚性坊・清水寺等末寺十二ヵ寺が林立(現在はその地名のみ残る)し、法相・真言の兼学道場として、天下にその名声を博したと伝わる。
見所
伝行基作 観世音菩薩
縁起のとおり、開山行基菩薩の自刻像であると伝わっている。寺宝に、豊臣秀吉書状、室町期四耳壷等がある。また、三生軒東海猷禅元臨済宗妙心寺派管長が、出家なされた縁深き寺でもある。
アクセス
【車の場合】東海環状自動車道・関広見ICより5分。跡部バス停付近から3分。駐車場あり。大型車7台、普通車40台可。電話: 0575-46-2065 住所: 関市武芸川町跡部705
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